弊社のこれまでとこれからと〜前編〜

弊社のこれまでとこれからと

先日、割と近しい経営者さんと話をした時に、弊社のHPをリニューアルしたことと、採用活動のWEBサイトを立ち上げたことを話しました。
その時に出た話の内容で

どうしてこれまでSEMラボラトリーには人が定着しなかったのか?

という話になりました。

この件は、これまで何度も考えてきましたし、これからの未来どうしていこうか・・・というのも、今もずっと考えていることだったりします。

せっかく採用サイトを立ち上げても「人が定着しない組織には・・・」と思われている方々も多いと思いますので、全てを曝け出す・・・かどうかは分かりませんが、そういう諸々を、改めて書き出してみたいと思います。

予めですが、人が定着しない原因の全ては清水にあると考えています。
やはりぼくの怠慢だったんだろうと考えています。
ですので、過去のスタッフの方々のことは恨んだりしてるわけではなく、清水が上手く率いていけなかったことに対して申し訳なく思っております。

過去のスタッフのことについてはアップする必要があるかは分かりませんが、今後のことを考え可能な範囲でいろいろと書いてみたく思います。

SEMラボラトリーのこれまでとこれから〜前編〜

人が定着しない原因

前述の通り、結論「清水の怠慢」というのが結論かなと個人的には思っています。
細かく掘り下げていけばいろんな要因が出てきますが、その要因を潰せなかったことを考えるとやはり「清水の怠慢」なんですね。
経営者としては失格です。

社内に多い時で4名いたんですが、継続はしなかったんですね・・・。
一度だけ物凄く怒ったことがあったんですが、それ以外は容赦なく怒るようなそういうことはしてないと思います。

”何で怒った?”と聞かれると、清水が未熟だったから・・・と、今は冷静にそう思っています。
怒った理由は「辞めてもらうために怒った」と言うのが正しい状態だったと認識しています。
直接的に「辞めろ」と言ったわけではなく「もう無理かな?」と思えるような、そんな状況でした。

A(仮)さんが入社後1年未満くらいの頃、ほとんど成果を上げないまま時間だけが経過していくような感じだったんですが、だからといって頑張る素振りもなく、PCのログを見ても仕事をしてるようには見えなかったため・・・というところでした。
(ほとんど・・・というのは、月の売り上げが数万円あるかないか・・・みたいな状態で1年が経過しようとしていた、、、という状況でした。)

8年前くらいまで、そういうスタッフが5名続いたと記憶しています。

その頃の反省として”誰でも入社させて育てていこう・・・”というのは無理があると考え、そのための準備を揃えているという状況です。

これまでの弊社の状況

8年くらい前までは、前述の感じでスタッフが入ってきては辞めていく・・・みたいな状況だったんですが、今のオフィスに入ってから入社したスタッフは2日だったか3日で来なくなる・・・ということがあり、一旦、全てをストップすることにいたしました。
前述の「誰でも入社させて育てていこう」という考えを全否定されたような気になり、全てを考え直すきっかけになったというところでした。

確かその頃だったと思うんですが(違ったかな?)、仕事への気力も落ち始めていき、売り上げ的に1/3くらいのお仕事を一旦お断りさせていただいた時期があったように記憶しています。
そもそも人を育てられないのに仕事する意味ある?数字を背負う意味ある?的な、ちょっとした落ち込みだった気もします。
ただ、それでも赤字になるわけでもなく、やりたい仕事に集中させていただいた・・・ような時期が続いた気がします。

烏滸がましい言い方になるかもしれませんが、弊社は仕事・案件に困ったことがなく、金銭についてもそれくらいの人数でしたら余裕はないんですが潰れる程ではない・・・という状況でした。
弊社の経理は全て会計事務所にお願いしています。
で、細かいアラートなどは随時上がってきますが、お金に困ったことなどはありません。
(ただ、これもなまじ良くなかった・・・と感じています。後述しようと思います。)
仕事が途切れたことは創業以来ありませんので、スタッフが2名増えたところで困ることはなかったという状況でした。

また、それは今も変わらずでして、8年前から採用をストップしたのは金銭が原因ではなく、単にいろいろなことを考え直す必要があると感じたためなんですね。

余談ですが、未入金もほぼありませんでして、揉め事もありません。
スタッフにはボーナス(期間的に寸志程度にはなりましたが)も出せています。
クライアントさんにも恵まれていると思います。
物凄く感謝して全身全霊で仕事の成果でお返ししないとバチが当たるほどに皆様に助けていただいていると感じています。

環境も悪くなく、仕事自体も厳しく楽しく取り組めるだけの案件もあり、個人的には申し分ない仕事環境だと感じております。
創業してから16年経ったことになると思いますが、これからも企業として健全な状態で継続していき、技術提供においては他社の追随を許さない姿勢で取り組み続けたいと考えています。

なまじ良くなかった・・・

前述の話の”なまじ良くなかった”ですが、なまじ売り上げだけがあると心に余裕・・・というか隙が出来てしまいます。
そもそも、清水が起業した理由は”やりたいことをやる”ためだったんですね。
金持ちになりたいわけでもなく、組織を大きくしたいわけでもなく、人を育てる・・・なんて考えたこともありませんでした。

会社員だった営業の頃、独学でプログラムまで憶えるも、社内で新しいサイトやサービスについて話をしても何も反応がありませんでした。
で、営業で数字を出しても給料は手取りで15万〜18万。
もはや何のために働いているか分からないみたいな。
せめて、新サービスを立ち上げるなど仕事を楽しめるならともかく、社内で一番数字を上げてるのに、何も言い分が通らないとなると、何をしてるか分かりません。
なので、それであれば、15万くらいなら何とでもなる気がしたので、起業してSEOに向かった・・・という(大まかにはそんな)流れだったんですね。

で、やりたいことに全力で取り組めたのはいいけど、それまでの手取りの給料が15万だったところ、口座に三桁万円のお金が口座に入ってくると、お金の責任に押しつぶされそうになったり、これ以上の仕事に対してどのように目標を持てばいいか、全く分からなくなるんですね。
野心ある方ならばその数字を元手に・・・というところだと思うんですが、そもそもやっぱり何も考えてなかったんでしょうね、、、前述の諸々に繋がり、上がる数字も上がらず育てられたかもしれない人を育てることが出来なかった・・・という流れに繋がったんじゃないかなと思います。

よく聞く話ではないんですが、ギリギリで動き続け”もうアウト直前”みたいなところからの逆転劇。

やはりこれくらいの勢いがないと、ついた火もすぐに消えてしまいますよね・・・と今は、冷静にそんなことを考えています。

弊社はほぼ仕入れがなく人件費が中心です。
で、未経験で入ってきたり、社会経験が浅い人であれば、ひとまず1年くらいは全て目を瞑って育てようと思ってたんですが・・・そんな緩いことを考えてたら、やっぱり上がる数字も上がりませんよね。
そんなぼくに勢いと焦りはありませんが、入社した当事者の勢いもあるわけがないんですね。

そういう人心掌握?と言えばいいのか、リーダーとしての姿勢や挙動に問題があったと、今は冷静に分析しています。

ただ、当時のぼくについて言えば、あの場で仕事が激減したり数字がギリギリになって土壇場パワーみたいなのを出したところで、スタッフを育てられたかどうかは怪しいですね。
今みたいに、先を見据えてそこに向かって動いてない限り、土壇場パワーを出せた他人様のケース同様に語ったところで、上手くいくことはないですよね。

今は、一つ一つに区切りをつけ厳しめにラインを引き、目指すべき未来を考えそのためのメンバーを集めたいと考えています。
(この話については後編でアップしようと思います。)

前編の締め

前編は一旦、締めさせていただこうと思います。

スタッフがいなくなり、2名体制になって意気消沈して、WEBサイトをリニューアルしたり、オウンドメディアを運用したり、いろんなことを考えて形にしようとしたりしてる間にYouTubeや動画にハマり、そうこう言ってる間に2019年頃に新型コロナが流行り、、、今に至っている流れですかね。

採用をストップしたけど採用の再開の見込みがちょっと遠くなった・・・というか、その当時2020年頃、社会ではオフィスすらいらなくなるのかな・・・くらいの勢いで騒ぎ立てられました。
正直、新型コロナについては、お年寄りや病気持ちの方にはキツい病気かもしれないけど、若者や健常者にとってはただの・・・という考えがずっとあったので、どこかで流れは変わるかな?という予測もしていました。
ですので、オフィスはずっと契約し続けていましたし、今後もこのスタイルは変わらないと思います。

ただ、スタッフに関して成果が出るようであれば、フル出勤でなくてもいい・・・とは考えています。
今の規模で全員が出勤を続けると、それだけコストの負担が大きくなってきます。
成果次第ではありますが、フレックスや出勤は”週に二度”というようなルールがあればそれでいいと考えています。
申告制にしたりするのもありかもしれません。
今後の規模や情勢にあわせて決め事を決めることになると思います。

弊社はGoogle workspaceを全員が使えますので、Google meetを繋いでさえいえれば、別に場所は家でも問題はないと考えています。
ただし、Google meetに繋がないことや、嘘のアポイントなど、勤務態度に問題がある場合は解雇を視野に入れたルールになるかなと考えます。

ともあれ、新型コロナが落ち着いた2025年になった現在、元の社会に戻りつつありますよね。
今が改めて採用などを再開させるタイミングになってきたかな考えている部分もあります。
細かくは、改めて後編に書いていこうと思います。

後編は以下のトピックスで構成していく流れになると思います。
まだ全部書いてないため、ちょっとした変更はあるかもしれません。

  • では何故、今、拡大する流れに?
  • これから5年で目指したいところ
  • どういう人に来てもらいたいか

後編をアップいたしました

後編もありますので、ぜひご覧ください。

Profile
SEMラボラトリー 代表取締役

清水 隼斗»書いた記事一覧

SEMラボラトリー 代表取締役の清水です。基本的にWEBが大好きです。WEBの世界に入って20年が経ちました。SEOやMEO、広告運用や動画運用、これら諸々の実績も数えきれず。当サイトでは採用に関すること、SEMラボラトリーに関する情報をアップしています。

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